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20代後半~30代のキャリアについてや、30代に入ってからもカッコよくいれるよう、日々試行錯誤しています。ブログを通じて、自分が良いと思ったことや興味のあることなど、自由気ままに情報発信していきます。

【2018年度上級ウェブ解析士講座受講レポート】試験・講座内容の詳細と所感

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こんにちは、かまりょです。

2018年10月21日を持ちまして、無事30代への扉を開きました。

そんな私ですが、つい先日上級ウェブ解析士の資格を受講し、修了レポートを提出しました。

今回は、スキルアップにオススメな上級ウェブ解析士について、受講内容や所感について、お伝えします。

 

 

1.そもそも、上級ウェブ解析士とは

上級ウェブ解析士とは、ウェブ解析士協会によると、

ウェブマーケティング、ウェブ解析に関する以下の応用知識を習得、データの正しい認識(読み取り)の基に、クライアント及び社内経営陣(上長)説明・説得、新しい取り組み施策等以下の事業の成果に繋げる提案(コンサルティング)及び提案スキル向上(提案内容の付加価値化)を可能にすること

とされています。要するに、実務に生かせるWebスキルを身に付けることができる資格です。

ウェブ解析士資格では基礎的な用語などの理解がメインで、それを実務レベルで応用できるようになるのが、上級ウェブ解析士の資格というイメージです。

 

①資格の概要

まず、上級ウェブ解析士の講座を受講するには、ウェブ解析士の資格を保有していることが必要です。

ウェブ解析士資格の概要についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

【資格・スキル】WEBマーケティングの初心者におススメのWEBマーケ資格3選

 

上級ウェブ解析士講座は、月2回の隔週で講義が行われます。

講座を受講する前に事前課題を作成して望むことが必要で、事前動画閲覧、課題作成を含めると10時間前後は時間確保をすることをオススメします。

 

その後も、Day1(講座1日目)終了後の中間課題、Day2(講座2日目)終了後の修了レポートと、トータル30~40時間くらい課題で時間を費やすことになります。

 

私は、受講中の土日はほぼ上級ウェブ解析士講座の課題と講義に費やしました。

その分、本気で取り組めばウェブ解析から事業計画まで、企画立案から提案まで成果に結びつけるためのプランニングスキルを身につけることができます。

 

②講座内容

講座は2日間あります。

Day1では、Web戦略についてを重点的に学びます。事前課題で作成する「コンセプトワーク」、「カスタマージャーニーマップ」の内容について、受講生同士で2人一組となって各自作成してきたものを共有し、相手の作成内容を採点します。

 

自分以外の考えを知れるため、戦略策定について学びや気づきを得ることができます。

 

その後は、座学がメインとなり、計画立案やKPI・指標設計などについてを学びます。

Day1終了後にも中間課題があり、それを持ってDay2の講座に望むことになります。

 

中間課題内容は、

1.ウェブマーケティング計画書

2.施策評価シート

3.改善・設計の提案書/解析設計指示書

の3つになります。

 

Day2では、ウェブ戦術についてを学びます。

内容としては、Day1同様に、中間課題で作成したものの共有・採点を行い、その後座学となります。

講師の方によって、先に座学を行う先生もいるようですが、基本的な流れは上記になります。

 

Day1までは解析ツールについてはほぼ使いませんでしたが、Day2以降ではGoogleアナリティクスやヒートマップツールなどをガッツリと使って、解析を行うことになります。

 

特に、Day2終了後の修了レポートでは、Googleアナリティクスをめちゃめちゃ使うので、事前に学習しておくことをオススメします。

 

事前学習にオススメな書籍は、「やりたいこと」からパッと引ける Google アナリティクス 分析・改善のすべてがわかる本です。

ウェブ解析士マスターの小川 卓さんが書かれている書籍で、逆引きで行いたいことを調べることができるため、とても便利な書籍です。

手元に一冊置いておいて損はない書籍だと思います。

 

また、ちょっとマニアックな話になりますが、修了レポートにはディメンションの複数設定というのが必須になってきます。

そんな時とても参考になったのが、TAMさんのこちらのブログでしたので、合わせて共有させていただきます。

GoogleAnalyticsのディメンションを複数設定したい | Tips Note by TAM

 

③試験内容

2018年度の試験から、どうやらオンライン試験はなくなったようです。

 

試験の内容としては、

①事前課題

②中間課題

③修了レポート

のそれぞれが試験そのものとなります。

 

それぞれ、事前課題50点満点、中間レポート50点満点、修了レポート100点満点の3つの合計点数で、140点以上で合格となるようです。

 

レポート要件を満たすことができていて、提出期限に間に合えば合格率は高いようです。

一番ネックになるのは、それぞれの課題でのボリュームが多いため、業務の合間に上手く時間を確保しないと、時間オーバーになってしまうことです。

 

一人で作成していると心が折れかけることがあるので、同じ講座を受講されている方と協力して一緒にやることでモチベーションを維持することができます。

 

2.受講してみた所感

受講してみて感じたことは、単純に講座を受講してよかったということです。

単純にウェブ解析を学ぶだけでなく、計画の策定から事業を成功へと導くための思考法を学ぶことができます。

 

特に良かったと感じる点は下記3点になります。

 

①ユーザー心理について学べる

様々なフレームワークを使いながら、ユーザー心理を追求することで、自社視点からだけでなく、ユーザーがどう態度変容していくかを考えることができます。

正解があるものではないので、常に思考していく必要がある部分ですが、講座内容を生かして業務を通じても生かせる部分だと思います。

 

②解析スキルが身に付く

これは単純に、修了レポートをやり遂げると深い分析の仕方について学びを得ることができます。

カスタムディメンションを駆使した分析や、様々な切り口での分析方法は、今後のアナリストとしても飛躍することができるスキルとなるでしょう。

 

③やり切る力が身に付く

普段の業務の合間を縫ってやり切るのは、大変に感じる部分もあります。

締切が近づいてきて、最後の方は精神的に辛くもなりました。

ただ、同じ目標を持つ仲間と一緒に切磋琢磨しながら課題をやり切る力は、今後の自信にも繋がる部分であり、この資格の良い部分でもあると感じました。

 

まとめ

いかがでしょうか?

良い部分ばかりご紹介してしまいましたが、テキストの文章がわかりにくく修了レポートが作成しにくかったなど多少のやりにくさもあります。

ただ、トータルして事業戦略やウェブ解析を学ぶにはとても有用な資格だと思いますので、皆さんもぜひチャレンジしてみてください。